聴衆の前提知識とプレゼン

最近、学生時代に授業で某外資系コンサルの元パートナーの方が以下のようにおっしゃっていましたのを思い出しました。

テレビ局の方からは「平均的な高校生にも分かるように話すようにしてください。」
「なぜなら、それが一番視聴率が高くなるからです。」
と言われます。

もちろん、皆さん(聴衆である学生)にお話する際はそのようにはしていません。

やはり、分かりやすい方が人は見る可能性が高いと思います。
特に経済の話しをするときはなおさらです。
しかし、分かりやすさは人によってそれぞれです。
テレビ局としては視聴率が結果の重要な指標です。
そのため、正規分布の一番密集している知識レベルに合わせるように出演者に依頼します。
また、本に関しても同様のようです。

分かりやすさとはどこで判断できるのでしょうか。
それは以下が大きく関係しています。

・聴衆がどの程度の前提知識があるか

例えば、学校のクラス分けで特進クラスに平均的な生徒を入れると生徒は授業についていけません。
なぜなら、皆がすでに知っていることについて丁寧に説明することはないからです。

このため、プレゼンをする際には以下の点について注意する必要があります。

・聴衆の知識レベルが揃っているか

聴衆の知識レベルにバラつきがある場合はより多くの人にとっていいプレゼンにするのが難しいと考えます。

以下の場合が存在するからです。

・プレゼンの内容が薄いと知識レベルの高い人にとっては得るものが少なくなる
・プレゼンの内容が濃いと知識レベルの低い人にとっては理解が難しい

そこで、プレゼンをする際は事前に聴衆に対して前提知識を通知しておくことが必要です。
AWSは以下のように対象を明記しています。

対象者の大分類
↓
一般向け or 技術者向け

対象者の前提知識
↓
Webサーバ、DBサーバ、ロードバランサーがどういったものか知っていること
サブネットやルートテーブル、ゲートウェイといった用語を理解できること

こうして、プレゼンの方法を以下の2通りに分けることができます。

聴衆に対して用語の説明からする
or
前提知識がある前提で濃い内容を話すようにする

場合によっては事前資料を配布して、その資料を理解していることを前提としてセミナーをすると聴衆はより多くのものを得ることができます。

よりよいプレゼンにする場合は以下の点について考えるといいと思います

・聴衆の知識レベルとプレゼンの知識レベルを合わせる
・聴衆の大分類を明確に提示する
・聴衆に対して要求する前提知識を明確に提示する
・聴衆に対して、事前資料の配布を行う

これらはプレゼンのスライドに書いてもいいかもしれません。

データで解析する場合

  • 必要なデータ
聴衆の前提知識の度合い
時間あたりの情報量
聴衆の満足度
聴衆の理解度
聴衆が得た情報の量
聴衆の前提知識の度合いを使用する

何を導き出すか

時間当りにプレゼンターが提供する価値と聴衆が得る知識の量を最大化する

仮説

プレゼンターの知識レベルを上げて、
聴衆の知識レベルを高いところで揃えて、
聴衆に事前にインプットを要求することで実現可能